To the mentors of the future

全世代の「教育力」を高める教育コーチのブログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

ギフテッド・チャイルド

今年コミックス全世界累計発行部数が5億部を突破し、ギネスの世界記録も更新した「ONE PIECE」において、冥王レイリーがルフィに修行をつけるシーンがあります。 その冒頭、レイリーは「覇気」について「世界中にすべての人間に潜在する力であるにもかかわら…

Starting from one on one relationship

組織というと何十人、何百人という大人数を想像しがちです。しかし、ある目的や役割を持った複数の人々の結びつきも組織に数えられます。そこには学校のクラスはもちろん、サークルや部活、家族も含まれます。夫婦ふたりであっても変わりません。 リーダーと…

共感と鼓舞

Altiseekは企業研修やグループコーチングを除き、「対人」の事業は1 on 1の形態で行います。 その形態はティーチング・コーチング・コンサルティングの三つに分けられます。いずれも「相手も他人も知らない相手を見つける」という「ジョハリの窓」の「未知の…

「尊敬できない上司」が「尊敬できる上司」をつくる

前回の続きです。 上司は職務上のリーダーです。職務上であってもリーダーであることに変わりはない以上、次の四つの条件が求められます。 ①規範となる②羅針盤となる③調整する④鼓舞する ①を土台として、他の三つが成立します。①がなければ他の三つは宙に浮い…

どのようにして「尊敬できない上司」に対処すべきか

マネジメントの父と呼ばれるドラッカーは「非営利組織の経営」という著作の中に次のような言葉を残しています。 * * * 組織のリーダー選ぶには何をみなければならないか。「integrity」である。重要なことは、わが子をその人の下で働かせたいを思うかであ…

「自分に合った現実」を生きる

現実の対義語は理想です。心身の健康を保ちながら生きるためには、その二つのバランスの取りかたも大切です。 しかし、現実に対応するのが精一杯で、理想を描く余裕すらない人も多いことでしょう。 自分に合った理想を探すことができなければ、自分に合った…

ウクライナ危機が子育てに及ぼす影響

連日、映画と見紛うようなウクライナ侵略戦争の報道がなされています。ここにきて、「ジェノサイド」と呼ばざるを得ない予想もしなかった現実があらわになりました。 本来、戦争とは軍と軍の戦いであり、民間人を巻き込むことは許されません。戦争にもルール…

自分自身を子どもに語るという自己肯定感

今、自分がいる時間。未来、自分がいる時間。 未来が今よりずっと高いところにあるとすれば、今と未来をつなぐ線は坂道のような線になります。 自分は坂道の上に立っている。その坂を上るために自分を奮い立たせなければ、頑張らなければ。そうやって無理や…

生きづらさと確かなもの

すこし前、子どもの不登校が増加しているという記事に目を通しました。「生きづらさの低年齢化」と呼ばれるような現象が広がっており、小学生でも同級生や教師との人間関係に悩み、生きづらさを感じる子どもが増えているとのことでした。 「生きづらさ」とい…

生産的共感

五臓六腑に染み渡るように納得する。それを「腑に落ちる」と表現するならば、それが「理解の最終形態」なのでしょうか。 近年、共感の重要性が注目されています。企業研修を行う際、わたしは共感について必ず触れるようにしています。今や共感なしにマネージ…

主体的に生きる時間

主体的に生きるとは、自分の意志に従って生きることです。しかし、自分の中には「二人の自分」がいます。 ひとりは価値観から指示される自分。もうひとりは、ありのままの自分。どちらの意志に従うかによって、主体的に生きるという意味は180度変わります。 …

大人の人間的成長は子どもの学力的成長に等しい

昨年は企業のコンサルティングや管理者研修、個別コーチングの機会がさらに増えた年となりました。気づけば「成長の仕方を教える仕事」として、幅広い年代や属性の人々と関わる機会が多い一年でした。 その中には、起業を考えている人々も少なからず含まれて…

【第17回 子育てライフコーチング教室】

【質問】 幼児の子どもを持つ母親です。躾と押し付けの線引きがまだよくわかりません。どこからどこまでが躾で、どこからが親の期待の押し付けなのか、教えてください。 【回答】 ご質問ありがとうございます。 躾には2種類あると考えています。ひとつは、「…