【質問】
コロナ前と後では、子育ての方法はどんなふうに変わるのでしょうか。
【回答】
はい、「100%子どもの立場で考える」という子育ての本質はいつの時代も変わりません。
子どもに対する躾や習慣が「子どもの未来にどんな影響があるのか」という想像力を働かせながら向き合うということですが、コロナ後の子育てにはその教訓を加えることが必要です。
ーー世の中はいつでも簡単にひっくり返るかもしれない。
これからの子どもたちは目まぐるしい変化にさらされ、起伏の激しい時代を生きていくことになります。そこに「いつでも簡単にひっくり返る」可能性があるのですから、それを前提にした子育てが求められます。
「この子は生涯何度もどん底を経験するかもしれない。全部を失うかもしれない。そんな時代を生きていく」
このことを頭の片隅に置いておくことだけで、子どもの人生は大きく変わります。
どん底を経験し、全部を失ったときに手を差し伸べてくれる人がいるかどうか。
これからの時代は「本物の人間関係」を築き上げる力が最も大切になります。
SNSのフォロワーがどれだけいても、LINEの友達が何百人いても、親身になって自分を理解してくれる人がいなければゼロと変わりません。
人が喜んで力を貸してくれる人。これからの時代で最も強い人かもしれませんね。
子どもがそうなるために、人徳や人格を磨くための子育てを、少しだけ意識して取り入れてはどうでしょうか。
子どもが大人になったとき、しみじみ感謝されると思います。
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