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【第6回 子育てライフコーチング教室】「子どもを守るとはどういうことでしょうか」

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【回答】

 

はい、身体的・経済的・精神的に守ることだと考えてください。

 

 

 

 

身体的保護・経済的保護・精神的保護です。

 

 

 

 

この三つの中で特に誤解されやすいのは経済的保護ですね。見落とされやすいのは精神的保護です。

 

 

 

 

子育てで大切なのは、過保護のバランス感覚です。誰でも過保護と保護の線引きに迷います。

 

 

 

 

その境界線は子どもごとに変わります。形式的に判断するのではなく、子どもの性格や発達、また状況に応じて柔軟に対応した方がいいですね。

 

 

 

 

他の子どもの基準を我が子に当てはめるのではなく、我が子に合った基準を我が子に当てはめてください。我が子と同じ人間は他にいないからです。

 

 

 

 

経済的保護が過保護になる場合の弊害は、親が思っている以上に大きいものです。過大な試練を未来の子どもに課すことになってしまいます。

 

 

 

 

高校で習ったように、仏教の開祖である釈迦は、優雅で贅沢に満ち足りた生活の中からもがき苦しんで生きる意味や価値を見出しました。いわゆる「解脱」です。

 

 

 

 

釈迦ですらそうでした。子どもに全てを与えすぎると、「解脱」級の試練を子どもに課すことになるかもしれない。それを頭の中片隅に置いて子育てに臨まれるといいかもしれません。

 

 

 

 

精神的保護は一番難しいところですね。多かれ少なかれ、リーダーとしての考え方や立ち振る舞いが求められるからです。

 

 

 

 

それは単に子どもが望むことを全部かなえることでなく、親の意見を押しつけることでもありません。簡単に言うと「子どもを安心させる」力です。

 

 

 

 

少し先のビジョンを示して大丈夫だよと安心させる。知識や経験以上に「考え方」が必要なのです。

 

 

 

 

「考え方」は自分を不安から守ります。それを応用できるようになると、他者を守れるようになります。親にとって一番身近な他者は子どもですよね。

 

 

 

 

その「考え方」を磨く最適な方法は読書です。子どもにとっても、大人にとっても、読書は生き方の基礎を作ります。

 

 

 

 

ーー自分を守る力を、子どもに向ける。

 

 

 

 

それが子どもを「守る」ということだと思います。

 

 

 

 

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