To the mentors of the future

全世代の「教育力」を高める教育コーチ・企業コンサルタントのブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

purest

I’m the happiest. と I’m happiest. 見慣れない文だが、いずれも「私は最も幸せだ」という意味を表す。 一方にはtheがあり、一方にはない。この二つの意味の違いを正確に答えることができたら、ある程度以上の英語力を有している証拠だ。 本来、英語の最上…

時間のコロケーション

「私は姉をひとり持っています」 そう言われたら、思わず相手の顔を見てしまうかもしれない。日本人なら「私には姉がいる」というはずで、「姉を持つ」というのは不自然な日本語のつながりだからだ。 逆の立場でも同じことが言える。日本人が英語で「強い雨…

大きな二センチ

勉強のいいところは、レベルアップを実感できる点だ。 ある単元がわからない。あれこれ勉強して、それができるようになる。これで以前の自分よりも前進したと実感できる。 勉強は「できない自分」との対面でもある。だから勉強は苦痛に感じる。常に「できな…

心の復讐

人は自分の経験に縛られている。気づかないうちに、がんじがらめになっている。 ある意味、学ぶとは、自分の経験を薄めることと言い換えられるだろう。自分の経験を薄めることによって、普遍性を持たせる。 とりわけ、自分の成功体験は自分だけでなく、他者…

いじめの問題に思う

いじめの問題が後を絶たない。 子どもの話題ばかりがクローズアップされるが、いじめは社会の至るところにはびこっている。いじめとは品性の欠損であり、それは年齢を選ばない。 品性というと上品な立ち振る舞いや優雅さを思いつくが、必ずしもそうではない…

「頑張らなくちゃ」と思っている人へ

頑張らなくていい。 そんなフレーズを頻繁に耳にするようになった。頑張り過ぎて心身に不調をきたす人が増えているため、バランスを取ろうとする動きに結びついている。 なぜ頑張るのだろうか。 もちろん人それぞれに理由があるだろう。しかし、教育的な視点…

生き方の「答え合わせ」をしてくれる人が身近にいますか?

正確無比な球形を真球という。 真球は自然界には存在しない。観念の中で静止し続けるだけで、実在しない。だが、球体を作ろうとするとき、誰もが真球を手本にする。 触ったことも見たこともない真球をイメージするには、そうさせるだけの球体に触れる必要が…

仕事がうまくいく最高の考え方

「先生は仕事を楽しんでいますか」 以前、社会人の教え子からそんなことを尋ねられたことがある。聞けば仕事にやりがいを見出せず、暗中模索の状態だった。 そもそも仕事にやりがいや楽しさを求めるのが間違っている。そんな社会人の先輩の話に気持ちを揺さ…

変化できる人が持つ「綱渡り」の技術

綱渡りをするときは、両腕を広げてバランスを取る。 右腕と左腕を翼のように水平に広げ、よろめく身体を小刻みに立て直しながら、一歩ずつ前に進んでいく。 右腕がプラスであれば、左腕はマイナス。符合は異なれど、同じ絶対値を持つ。原点が胴体であるとす…

「教育の成功」とは何か

教育の成功とは何か。 改まって問われるならば、人間的魅力のある人間に育て上げることと答えたい。 魅力とは他者を惹きつける力である。一人では困難な作業でも、複数の人間が力を合わせれば早く終えることができる。一方通行の限られた時間は、自分一人で…

卒業

卒業シーズンが間もなく到来する。 卒業は区切りでもある。それは場の区切り、時の区切り、心の区切りに分けられるかもしれない。 場の区切りとは慣れ親しんだ場を去ることだ。既知の場所から未知の場所へ動く。最も変化を感じさせる区切りだ。 時の区切りと…

自分を成長させる目標の立て方

新しい年の始まりは胸躍る。また新しい目標に出会う予感に満ちている。 目指すべき標を目標と呼ぶ。人が標を自ら立てる理由は、そこまでの道程を豊かなものにするためだろう。 刻一刻と過ぎ去る時間を少しでも豊かにしたい。その願いはいつの時代も止むこと…