To the mentors of the future

全世代の「教育力」を高める教育コーチのブログ

「強さ」のはじまり

コーチングは、問いかけによって相談者の中にある「解」に気づかせ、課題の解決を図ります。課題は人ぞれ異なり、その課題を知るのは相談者のみ。ゆえに、コーチは相談者の課題と解に「気づかせる」ことに終始します。 自分を知るのは自分のみ。それはつまり…

経営者と社員の信頼関係の重要性

経営者の相談を受けていると必ずと言っていいほど、人材育成やマネジメントに関する話題が上がります。社員が思ったように動かない、仕事をしない。ガバナンスやファイナンスという企業の評価軸が変化しても、経営者が抱える悩みの本質は、企業が人で成り立…

子育てというステージ

物事に例外はつきものとはいえ、子育ての悩みに関してはその例外かもしれません。子育ての悩みががない家庭は相当なレアケースと言えるでしょう。 先見の明があるリスク回避能力の高い家庭であっても、子育ての悩みを完全に排除するのは至難の業。人間万事塞…

子どもの側にいるのは誰か

家庭コンサルティングにおいて最も要望が多いテーマは子育ての方法、つまり「子育ての最適解」についてです。 子育ては「共通言語」としての普遍的な方法の上に、我が子や家庭に合った「固有言語」を紡いでいくものです。発達心理学・社会学・大脳生理学など…

大人の自己認識と問題解決

大人は子どもから大人になる。当たり前のことですが、日常生活の中で意識する機会はさほど多くないでしょう。 わたしは個人コーチング以外にも、企業コンサルティングの一環として従業員や役員と、家庭コンサルティングでは保護者の相談に乗ります。問題や課…

感覚と論理の融合:ネーミングのプロセス

企業の商号や校名のネーミングの仕事を引き受けることがありますが、その度にネーミングの重要性を実感します。同じ言葉を扱うにしても、他の文章の仕事とは異なるアプローチで取り組みます。 たとえば社名のネーミングの場合、経営者から直接話を聞いたり、…

自尊心を高める子育て

失敗を恐れるのは、失敗が悪いことだと思っているからです。成功こそが善であり、失敗は悪。大半の人は、そのようなマインドセットが生まれる環境のもとで育ってきました。 しかし、できるだけ失敗しないように心がけても、人生に失敗は織り込み済みのため、…

メンターの数学的役割、成長と成熟

QOL(Quality Of Life)を「人生の質」と定義して、不安と不満の総量が少ないほど「人生の質」が高く、その総量が多いほど「人生の質」が低いとします。 不安と不満の総量を値に置き換えると、次のような公式が成り立ちます。 Y=QOLの値A=自分でコントロー…

キャパロック解除

自分にとって何が「本当のキャパオーバー」で、何が「思い込みのキャパオーバー」かであるかを正確に識別することはとても大切です。 本当にキャパオーバーの状態に陥っているにもかかわらず、「自分はやれる」と錯覚して突き進んだ場合、心身に皺寄せが来ま…

「聡明である」ための条件

相手がどう質問に答えるかよりも、どんな質問をするか。質問力という言葉もあるように、質問に答えるよりも、質問をする方が難しいように思います。 「質問に答える」のは言葉だけの受動的行為ですが、「質問をする」のは言葉と行動が伴う能動的行為です。そ…

親は子どもに勉強を教えたほうが良いのか

現在、わたしは小学生から高校生を対象に1on1の授業も行なっています。そのうちの半数以上は、かつての教え子の子どもやかつての部下の子どもです。部下というのは、かつて幾つか塾を経営していた際、その当時雇っていた塾講師のことです。 子どもの誕生から…

パートナー選びで大切なこと

起業のように新たに組織を作る際は、ひとりで行うのが最善です。しかし、実際には共同で発起人となって起業するケースは少なくありません。 また、「組織」を「二人以上で特定の目的に向かってマネジメントする体制」と定義するならば、サークルや部活やクラ…

目標設定力

目標がある場合とない場合の結果は歴然としています。ゴールを定めず漫然と進むだけではゴールに辿りつくことはできません。 ゴールを定め、そこに向かって進むプロセス。その中で創意工夫や粘り強さが生まれ、考える力が鍛えられていきます。成長する人間に…

「本物」のリーダシップは周囲を幸せにする

長年コーチングやティーチングをしてきましたが、まれに変身的成長を遂げる人に遭遇します。誰か他の人と入れ替わったのではないかと冗談半分で訝しんでしまうくらい、出会った頃の姿の面影が見当たらなくなります。 それはまるでサナギが蝶に、蕾が大輪の花…

親という子どものメンター

「親は子どものメンターである」と意識するだけで、子育ての見え方が少し変わります。 メンターは「変化のきっかけを与える人」ともいえるでしょう。子育てのハードルが一気が上がった原因に、核家族化の進行と地域の活力低下という近代的要因と、母親が家事…

子どもや部下の自己肯定感を高める

大人にくらべて子どもが成長しやすい理由のひとつに、自己肯定感が挙げられます。子どもは万能感を携えて生まれてくるため、自己肯定感を低下させる経験にさらされることが少ないためです。 自己肯定感の大半は経験に左右されます。周囲から褒められ、励まさ…

言葉を掲げる

会社名や商号、校名や屋号を依頼されることがあります。その際、クライアントの理念をヒアリングして、最良の未来の姿をイメージしながら名前を考えます。 また、企業ブランディングの一環として、フィロソフィやビジョン、パーパスやアクションを作成するこ…

Chat GPTの時代に必要な力

AIが人類の知能を超える技術的特異点をシンギュラリティと呼びます。従来は2045年とする説が有力でしたが、Chat GPTの出現によってその時期が早まるのではないかと言われています。 Chat GPTに関して特筆すべき点は、自然な文章表現と精度の高い内容にありま…

続・夫婦の意見が合わないとき

前回は「どのようにして夫婦の意見を合わせたらよいか」という問いで締めくくりました。 この問いに対する答えは「どちらか一方の意見を採用するという習慣を廃止する」です。思い返してみてください。何かを決断する際、夫婦のどちらの意見を「家庭の決定」…

夫婦の意見が合わないとき

夫婦の意見が合わないときには、家庭の機能は鈍化します。中でも最大の懸念は、問題解決ができなくなることです。 目に見える日常生活の問題には対処できますが、水面下で静かに肥大する見えない問題にどちらかが気づいたとしても、意見が合わないために解決…

不安と不満から逃れる最も確かな方法

早くも2023年も四分の一が終わり、四月の新年度を迎えました。進級・進学・異動・転職・新社会人。新しい環境での生活が待っています。 QOLという指標があります。「Quality Of Life」の頭文字を取ったもので、「生活の質」と訳されます。lifeは「生命」や「…

オンラインと双方向のコミュニケーション

かつてマネジメントと言えば、一人の上司が数名の集団に向かって一方通行で伝達するという姿が主流でした。しかし現在では、上司が部下と一対一で向き合い、コーチングの手法を使って管理や育成を行う「1 on 1」のスタイルに移行しつつあります。 これは集団…

褒めることの大切さ

先日、ある企業の管理者研修において、社長や役員を含めた管理者の方々に、身近な人の長所を十箇所見つけて褒めるという課題を出しました。その際、相手がその長所を自覚しているかどうかを確認するという条件もつけました。 一見すると、上司が部下を「褒め…

人生に必要な読解力

読解力は大きく3つに分類できると考えています。ひとつは「勉強に必要な読解力」です。国語や数学の文章題を読み解く力と言い換えることもできます。ここには社会の資料や理科の実験のイラストも含まれます。 二つ目は「生活に必要な読解力」です。新聞やネ…

エヴァンゲリオンと文学と人間力

かつてアニメも映画も漫画もなかった頃、人々は本によって新しい世界を知りました。中でも「人間とは何か」という暗黙の問いに小説という形で答えようとしたのが文学でした。 文学は人間を描いています。この世に生を受け、数十年後に去る人間という得体の知…

長編小説のような

今春、幼稚園から教えてきた二人の生徒が大学合格を果たしました。ひとりは私大の医学部、もうひとりは最難関私大の経済学部です。 改めて数えると、かれこれ13年以上教えてきたことになります。幼稚園児のときの無邪気で眩しい饒舌さは、やがて思春期に差し…

勉強とご褒美とリーダーシップ

3月に入り年度末が近づいてきました。今年度の反省を踏まえ、新年度から気持ちを新たに取り組もうと考えているご家庭も多いことでしょう。 どうすれば勉強ができるようになるのかという質問を受けます。小学生は家庭から、中学生は家庭と本人が半々、高校生…

反省と成長の関係

人は成長するために反省します。自分の行動を振り返り、軌道修正を行い、動機づけを行う。その一連の流れを反省と呼びます。それは自分自身に対する教育です。 しかし、本当の教育は「教える側」が「教わる側」の枠外にいなければ成立しません。生まれてから…

ギフテッド・チャイルド

今年コミックス全世界累計発行部数が5億部を突破し、ギネスの世界記録も更新した「ONE PIECE」において、冥王レイリーがルフィに修行をつけるシーンがあります。 その冒頭、レイリーは「覇気」について「世界中にすべての人間に潜在する力であるにもかかわら…

Starting from one on one relationship

組織というと何十人、何百人という大人数を想像しがちです。しかし、ある目的や役割を持った複数の人々の結びつきも組織に数えられます。そこには学校のクラスはもちろん、サークルや部活、家族も含まれます。夫婦ふたりであっても変わりません。 リーダーと…