To the mentors of the future

全世代の「教育力」を高める教育コーチ・企業コンサルタントのブログ

2024-01-01から1年間の記事一覧

混迷の時代の作法(1)

先日、厚生労働省が人口動態統計を公表した。それによると2024年の1月から6月までの上半期の出生数は、およそ33万人だった。このペースで下半期も推移すれば、初めて出生数が70万人を割ることになる。 それが現実となった場合、出生数が初めて100万人を割っ…

自分の価値に正直に生きる

心が安定している人は、自分にとって最も大切な価値を行動に結びつけています。すべての行動が自分の大切な価値に紐づいているため、試練や問題にぶつかっても、それらを自分が乗り越えるべき課題として反転します。悩みの原因を成長のきっかけとして再構築…

「強さ」のはじまり

コーチングは、問いかけによって相談者の中にある「解」に気づかせ、課題の解決を図ります。課題は人ぞれ異なり、その課題を知るのは相談者のみ。ゆえに、コーチは相談者の課題と解に「気づかせる」ことに終始します。 自分を知るのは自分のみ。それはつまり…

経営者と社員の信頼関係の重要性

経営者の相談を受けていると必ずと言っていいほど、人材育成やマネジメントに関する話題が上がります。社員が思ったように動かない、仕事をしない。ガバナンスやファイナンスという企業の評価軸が変化しても、経営者が抱える悩みの本質は、企業が人で成り立…

子育てというステージ

物事に例外はつきものとはいえ、子育ての悩みに関してはその例外かもしれません。子育ての悩みががない家庭は相当なレアケースと言えるでしょう。 先見の明があるリスク回避能力の高い家庭であっても、子育ての悩みを完全に排除するのは至難の業。人間万事塞…

子どもの側にいるのは誰か

家庭コンサルティングにおいて最も要望が多いテーマは子育ての方法、つまり「子育ての最適解」についてです。 子育ては「共通言語」としての普遍的な方法の上に、我が子や家庭に合った「固有言語」を紡いでいくものです。発達心理学・社会学・大脳生理学など…

大人の自己認識と問題解決

大人は子どもから大人になる。当たり前のことですが、日常生活の中で意識する機会はさほど多くないでしょう。 わたしは個人コーチング以外にも、企業コンサルティングの一環として従業員や役員と、家庭コンサルティングでは保護者の相談に乗ります。問題や課…

感覚と論理の融合:ネーミングのプロセス

企業の商号や校名のネーミングの仕事を引き受けることがありますが、その度にネーミングの重要性を実感します。同じ言葉を扱うにしても、他の文章の仕事とは異なるアプローチで取り組みます。 たとえば社名のネーミングの場合、経営者から直接話を聞いたり、…