【質問】
子どもが言うことを聞きません。どうしたらいいでしょう?
【回答】
これは一番多い悩みかもしれませんね。
そのときの様子を思い出して頂きたいのですが、一生懸命「正論を言おう」としていませんか?
だとしたら、次のことを心に留めておいてください。
子どもは親から「何を言われたか」ではなく、「何を感じたか」を覚えています。
大切なのは内容よりも「言い方」ですね。
表情、目の動き、仕草、声色。
言葉では説明できない「非認知能力」という感覚を全開にして、子どもは親の機嫌を読み取ります。
これは何も子どもに限ったことではありません。大人も同じです。「なんかいやだ」の「なんか」は、非認知能力が読み取った「不穏な気配」のことです。
ちなみに言葉を読み取る力は「認知能力」と呼ばれます。
子どもの「コア」に到達するには、二つのバリアを壊さなくてはなりません。
最初は「感情のバリア」で、次は「言葉のバリア」です。
そうしてはじめて親の言葉と気持ちが子どもの「コア」に届きます。
難しいですよね。
はい、そのとおりです。本当に難しい。
正論だけで人が育つなら、誰でも子どもや部下に尊敬されるでしょうね。
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